こんにちわ、いろは④です。
このブログでは公式サイトでは確認しきれないところを深掘りレビュー・インプレをしていきます。
それとじぶんの日常での知識やノウハウを整理する場所としても利用していくので、たまに脱線すると思いますがお付き合いください。
今回はキャンプの相棒であるテントのシームテープについて、じぶんで補修をやってみたのでコツや注意点をまとめてお伝えしていきます。
シームテープとは

シームテープとはテントのフライシートやレインウェアなどの生地の縫い目に合わせて貼られているテープです。
縫い目がでた個所は雨水が染み込みやすくなり、フライシートやレインウェアの内側に水が入り、そのままではせっかくの防水性能を発揮することができません。
そこで縫い目の上からシームテープを張り合わせることで穴を塞ぎ、防水性能を取り戻すというもので、非常に大切な役割を担っています。
ところが、こちらのシームテープは熱での接着が基本でだいたい2~4年くらいで接着が弱くなり剝がれてしまうものが多く、どんなに良い生地のテントでも、本来の防水性能を発揮できなくなります。
長い間テントを利用し、どんなに愛着を持って大事にしてもフライシートの内側のシームテープは劣化を起こし、だんだんとめくれてしまい、そこを引っ掛けてフライシートを不意にフライシートを破損させてしまうという確率も高くなってしまうため、劣化に気が付いたらすぐに修理することを推奨します。
剥がれてたらどうしよう
みなさんのテントやフライシートはいかがでしょう。
大事に使っているとはいえ、長く活躍してきたフライシートの内側をよく見たら劣化が見られませんか?
うちの相棒(ツーリングドーム LX)は見事にシームテープが至る所が剥がれてきており、全体のシームテープの粘着が白くなり、少し力を入れると簡単に剥がれてしまう状況でした。
買ってから4年が経過し、そこまでハードな環境では利用してなかったのですがやはりシームテープの粘着はどうしても劣化してしまうようです。

シームテープが剥がれてしまった時の対処としては複数の候補がありますが、
- これを機にテントおよびフライシートのみの新規購入
- メーカーやリペア専門店に依頼し直してもらう。
- 自分で補修、セルフで頑張る
基本的にはこの3択になるかと思います。
思い切って興味のあった別のテントを買うのもありだし、いい機会だと思ってメンテナンスの意味合いで専門店に依頼するのももちろんありだと思います。長く使っているとシームテープだけではなく、焚火での穴やほつれなども出てくるので長く使い続けるためには専門店の力は必要になります。
ですが、今回はあえて自分で補修を選択しました。
理由としてはツーリングドーム LXが単純に気に入っているのと、金銭事情。。。
大事にするなら専門店でメンテナンスを推奨と書きながら、資金不足でひとまず妥協します。
専門店に依頼すると送料はもちろん、クリーニング代やリペア費用などがかさむため、3万円くらいは軽くするため、新しいテント買えるじゃん!!と叫びたくなるので、安く抑えられる自分での補修にしました。もちろん定期的に劣化するシームテープの張り替えが自分でできればメンテナンスが簡単になるのでスキルとして欲しかったのは間違いありません。
準備編
まずは必要なものと環境の確認です。
- 必要なもの
- フライシート(汚れは事前に落としておく)
- シームテープ
- アイロン
- アイロン台(段ボールで代用しました)
- アイロン専用ミトン
- あて布(タオルもしくはハンカチ)
- ハサミ
- 冷風の出るドライヤー
補修するフライシートは汚れをきれいに落としておきましょう。環境としてはアイロンを使い、室内での作業になるので無駄な汚れ防止とシームテープ内にごみが付着して接着力を低下させないためです。
ツーリングドーム LXのフライシートは大きいので今回は長机の上で作業を行いました。アイロン台の上で作業してもよかったが、持っているアイロン台では少し狭かったため、段ボールで代用です。
あて布を用意しましたがどちらかというと作業中に狙いとは別の個所への接触を防ぐためのマスキング的な役割でフライシートを守るために働いてもらいました。なのでハンカチではなくタオルや少し大きめの布であれば問題ないと思います。
今回用意したのがこちら↓

商品の説明によると、基本的にシームテープは厚生地には厚いテープを使用し、薄生地には薄いテープを使用しますとのことでしたが、よくよく調べてみると薄いとしなやかで柔軟性がでるようでしたが、粘着性が低いようであまり良い商品が見つからなかったため、0.18mmと割と厚い部類のこちらの商品に今回はしました。
それとフライシートは湾曲した形で縫合されているため、シームテープを接着する際に注意が必要です。まっすぐな縫合個所はテーブル上での接着で問題ありませんが、湾曲のきついところや縫合が2~4本交わるポイントが複数個所あり、そこをテーブル上で作業すると冷却時にしわが寄ったり、湾曲がきれいにならない可能性があります。表から見て明らかに失敗したように見えることもあるため、ハンディタイプのアイロン専用ミトンを使うことで無理なく湾曲に合わせて接着ができるので必須レベルで用意したほうがいいです。
熱源と近くなるので火傷には十分注意してください。

実際にやってみた
ここまで準備ができればあとは実際にやるだけです。
古いシームテープを剥がし、手頃なサイズにカットしたシームテープを縫合個所に乗せてアイロンを押し当てる。
まとめるととてもシンプルですが、もちろん何も考えずにスタートすると失敗するのは目に見えているのでポイントを確認していきます。
まず、やるうえで注意点というか最悪なのは、
- 机などに引っ掛けてフライシートを破く
- アイロンの熱でフライシートを溶かしてしまう
- 施工したはいいが、外から見たらシワだらけや歪みが出てしまっている。
ここらへんは絶対に避けたいので、十分に気を付けて作業を行いました。
作業台は長机でも良かったのですが、机の角が鋭角なものだとフライシートを回転させる時に引っかかることがあるため、十分に机選びも気をつけましょう。
シームテープの張り替え作業は目立たないところ(端のほう)から作業を開始するようにしてください。シームテープの接着具合や表面への影響を確かめるのですが、万が一のことを考えて端っこで試しを行います。
アイロンの設定は最弱で、あて布をして少しの範囲だけでお願いします。
無事に試し部分の施工でシームテープを貼り付けたらドライヤーの冷風でシームテープを冷やします。これによりシームテープの粘着部が固着されるのですが、初めての場合はだいたい粘着具合にムラができるため、濃い色と半透明の色が浮き彫りになります。

明らかに中心部に半透明が浮き出て接着が足りないのが見えるので、そこは熱あてが足りていません。アイロンの設定は上げずに、押し当てる時間と押し当てる圧を増やしてあげて接着をやり直しましょう。
アイロンの設定温度を上げると失敗したときのリスクも上がるため、押し当てる時間と押し当てる圧で調整します。
端っこでしばらく練習してみると生地へのダメージと接着への感覚がわかってくるので、範囲を広げていきましょう。接着の漏れや表から見た生地の縮み具合は冷却してないとわかりづらいため、一気に作業を進めずにドライヤーで冷却するか、時間がかかる作業なので何日かに分けたりするとわかりやすいのでゆっくりやっていくのがうまくできるコツでもあります。
作業時間としてはじぶんも2日に分け、合計8時間くらいは軽くかかっているので、集中力を回復させながら焦らずにのんびりやりましょう。
シームテープは適度な長さにカットして施工するのがやりやすい方法ではありますが、カットしたシームテープ間は隙間のないよう重ねて接着する必要があります。
そのため、もともと厚めなシームテープですが、さらに厚い箇所が出てきてしまうので注意が必要です。あたり短すぎてもシームテープ間の重なりの箇所が多くなり、長すぎてもアイロンとの思わぬ接触があったり、シワになりやすかったりと作業性が悪くなったりするため、自分のやり易いテープ長を意識するようにすると作業効率と見栄えが良くなります。
万が一後日にシワが気になる箇所が出てしまっても、アイロンで熱を与えてあげれば粘着が取れシームテープを剥がすことができますが、接着剤の跡が残ってしまったりするとこもあるためできるだけ失敗しないよう気をつけましょう。
なお、一度剥がしたシームテープは再利用せず、面倒くさがらずに新品を新たに施工するようにしましょう。やはり接着が弱くなってしまうので短い間でまたシームテープの剥がれが起きやすくなります。
縫合の重なりや湾曲のきつい箇所などでやりづらさはあると思いますが、アイロン専用ミトンを使いやりやすい角度を見つけたら、ミトン側から押し当てたらすると作業が簡単になりますので、火傷や破損に十分注意しながらゆっくりと施工をしてみてください。

まとめ
いかがだったでしょうか。
じぶんの大切な相棒をよく見てみるとシームテープが剥がれていませんでしたか?
じぶんで施工ができるようになると、ふと気がついた時に直すことにたいしてフットワークが軽くなるので、不具合の後回しも少なくなり、引っかけたりする被害も少なくなるなどメリットはあります。
そして、キャンプってじぶんのこだわりがものすごく出るものなので、じぶんの相棒をじぶんで直すことでさらに愛着が湧き、キャンプが楽しくなることが1番のメリットかも知らないです。
もちろん時間がかかりリスクもあるので、専門店に依頼するのが1番のおすすめにはなるのですが、じぶんで直してみたいけどやり方に迷ってる人が見ていたら参考になればと思います。


ではまた。


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